sb-header

#SWAX1020

Album
[サン・レモのゆかり]

伊東ゆかり

(1965)

Release
2014.08.25

Disc Number
(CD) SWAX-1020

Price
¥2,700
(without tax)

amazon

収録曲

  1. 恋する瞳(日本語/伊語ヴァージョン)
  2. あこがれはいつも心に
  3. アモーレ・スクーダミ
  4. 胸にのこる微笑
  5. 砂に消えた涙
  6. 過ぎ去った恋
  7. 花咲く丘に涙して
  8. ナポリは恋人
  9. 君に涙とほほえみを
  10. ポコ・ドポ
  11. 花の落ちる時
  12. アリヴェデルチ・ローマ
    additional tracks
  13. 恋する瞳(伊語ヴァージョン)
  14. 愛のめざめ

SHOWBOAT MASTERPIECE SERIES 2014

伊サンレモ音楽祭日本人初入賞歌手 伊東ゆかりの最高傑作[サン・レモのゆかり]が紙ジャケット仕様で復刻!!

伊東ゆかりが第15回サンレモ音楽祭に参加した1965年に発表したAlbum[サン・レモのゆかり]が最新デジタル・リマスタリング&W紙ジャケット仕様で発売!!
サンレモ音楽祭入賞曲[恋する瞳]は竹内まりやのアルバム[ロングタイム・フェイバリット]でもカヴァーされた永遠の名曲!!
編曲に東海林修を迎え制作された本作は和製カンツォーネの金字塔!!
ボーナス・トラックとしてシングル[恋する瞳(伊語ヴァージョン )C/W 愛のめざめ]を追加収録!!


本当に歌のうまい人だと思う。そして時代とともに、色々な表情をみせてくれる。繊細で女性らしく、それでいてしっかりと芯が通っている。女性歌手の理想像が、この伊東ゆかりという歌い手の中にあるのではないかと思ってしまうのだ。そう思うのは筆者だけではないだろう。ミュージシャンやシンガーのなかにも、密かに彼女をリスペクトしている人が多い。例えば竹内まりやも、その一人ではないかと思う。
2003年にリリースされたカヴァー集『Longtime Favorites』のなかで、シェリー・フェブレーやナンシー・シナトラにまじり、伊東ゆかりの「恋する瞳(L'Amore Ha I Tuoi Occhi)」を取りあげているのだ。この曲は伊東ゆかりが、65年にイタリアでおこなわれたサンレモ音楽祭に出場し見事に入賞を果たした曲でもある『Longtime Favorites』の音楽監督をした山下達郎によると、アルバムの制作にあたり竹内まりあが一番思い入れの深かったのが、この「恋する瞳」だったという。『Longtime Favorites』のなかで竹内まりやは、コニー・フランシスの61年のヒット曲「ボーイハント」をカヴァーしている。この曲は日本では伊東ゆかりでヒットした。歌詞も伊東版とおなじく漣健児(シンコーミュージックの草野昌一氏の作詞家ネーム)の訳詞を採用している。これはもう偶然ではないだろう。実際に二人の歌い方はとてもよく似ている。これは竹内まりやのデビュー時から思っていたことなのだが、ブリッジに入る前の感情を高ぶらせる部分で微かに力むところ、ヴィブラートを使わずに巧みに情感を表現していくところ、そして伸びやかな高音域など共通する部分が多いが、なによりも声質そのものが似ているのではと思う。
 (音楽評論家 小川真一)

2014年8月25日発売 SWAX-1020 税抜価格 2,700円

●1965年作品
●解説:小川真一
●最新デジタル・リマスタリング
●W紙ジャケット仕様

amazon